経営・運営側にも、新たな購入者側にも利点となる、商品を購入した顧客の商品レビュー。
できるだけ多くの購入者からレビューを獲得するのが得策ですが、ただ書いてくださいと依頼してもそう上手くは集まりません。しかし顧客が購入した製品について思ったことを世界に伝えるように促すには、多くの簡単で手頃な方法があります。
まずは可能性の有無はともかく、購入者にそのまま依頼しましょう。
「お買い上げの商品はいかがでしたか?感想をお聞かせください。」買い物をしたときレビューを残すのを面倒に思う顧客も、商品が到着しある程度使用したあとには感想を述べてもいいかな、と考え直すこともしばしばあります。
購入後のフォローメールとともに、レビュー依頼もするとよいでしょう。このとき、たくさんの項目を依頼すると顧客はまた面倒になってしまいます。仮名ありの名前と居住地、選択制の評価など簡単なものをメインにし、詳細に記入したい項目は別途用意します。
お客様がレビューを送信しやすくするほど、より多くのレビューを受け取ることができます。
レビューに報酬を用意するインセンティブによる情報共有も素晴らしい方法です。次回使える店内ポイントやギフト券、低価格の人気商品のプレゼントなど、レビューを送るという労力の引き換えに獲得できる何かがあると人々は喜びます。
また、顧客が自分で商品を撮影した写真をアップできる機能をつけておくと、新規顧客に対しての信頼をさらに得ることができます。テキストだけのレビューよりも写真があるとストーリー性が増すのです。運営側も、規約の中にレビューにアップした写真を信用のあるレビューとして他媒体で再利用する同意を含めておくことで、商品ページの厚みをどんどん増すことができます。
レビューを求めるときは、良かった・良くなかったなどの単純質問ではなく、知りたい情報を出来るだけわかりやすく聞きましょう。購入者がそれをどのように使用しているか、どんな人に薦めたい商品か、購入後その商品が生活にどんな影響を及ぼしたか―など。適切な質問と本格的なレビューは、次の購入者に、よりマッチしたアドバイスを与えてくれます。
こうやってレビューを集めていると、否定的なものも出てきます。
しかし文句やクレームのレビューがあっても、ひとつひとつに過剰反応しないでください。一部の購入者は不必要に否定的だったり、独特な不満を持っていたりします。それらに神経を奪われすぎると前進できなくなることもあります。
オンラインショッピングに慣れている人は、レビューの読み方も知っています。良いものを読み、悪いものを読み、総合的に判断します。より良い新たな購入者の手助けと後押しになるように、質の良いレビューを獲得できる努力をしていきましょう。