運営するECサイトへ訪れた顧客たちの足取りが気になりますか?一度興味をもって来てくれたのだから、何度か足を運んでくれるだろう―という希望は、現実的に非常に可能性は低いです。
ターゲットを絞って戦略を立てていても、新規訪問者はほとんどが戻ってきません。しかし、一度買い物をした顧客から得た情報を活かしてメーリングリストを作り、興味をそそる情報を提供することで、稼いだ訪問者を維持することができます。
検索エンジンやSNSからの流入は、まだサイトを知らない顧客に見つけてもらうのには最適ですが、メール配信は既存客との関係を維持及び強化するのに最良の方法です。
ある調査によると、オンラインショップ利用者の60%以上が、新商品が出た際は馴染みの店から購入することを好むと出ています。メールで店の存在をアピールし、顧客との関係を繋いでおくことは継続購入の促進にも重要な役割があるといえます。
メールマーケティングは、メールアドレスを開示しただけでまだショッピングをしていない顧客に対して最初の販売を促進することもできますし、価値ある既存顧客からもより多くの収益を獲得できるという、二つの点を併せ持っている方法です。
収益を伸ばすには、顧客総数の増加、顧客ごとの購入数の増加、平均注文額の増加の3つしかないという考えがあります。新規顧客を獲得するためのコストより、メールマーケティングからの獲得のほうが高い利益を期待できることもわかっています。
もちろん全てのビジネスに相性が良いとは言い切れませんが、長年にわたって同じ考察が同じ状況を描いてきていることも事実です。登録時のウェルカムメールは自動化とわかっていてもコンバージョン率を高めますし、キャンペーン告知は購入数を促進します。
小規模店は、検索エンジンでのランキング上昇はどんどん難しくなっています。SNSでの広告も、クリックしないで見える部分しか見ない人が増加しています。新しい広告は画期的でしたが、古くからあるメールマーケティングは昔も今も顧客と「一対一」なのが強みなのです。