顧客にアピールを!とメールを送っても、関係のない、または好ましくないメッセージを間違った人に間違ったタイミングで送信すると、貴重なマーケティングの機会を無駄にしてしまいます。
効果的なメールマーケティングをいくつか考えてみましょう。
大きく分けて、
購入時のフォローをするメール
商品をアピールするプロモーションメール
顧客の足取り―ライフサイクルに合わせたメール
の3つがあります。
■まず購入者のフォローをするトランザクションメール
この設定はもはや必須といっても良いでしょう。登録時や注文時の自動返信メールがそれです。このメールは顧客がチェックしたくなるメールですので、開封率も高くなります。都度手動で返信しなくても良いのですから、ここで丁寧に対応しておくのは難しいことではないでしょう。
もちろん仕掛けも用意できます。購入した品をもうひとつ、ギフトとして購入すると割引になるとか、発送連絡とともに紹介プログラムを提案するなど、少しの損で次の顧客を取り込む策も取れます。運送業者のシステムで配送確認が取れるのならば、そこで口コミや評価を打診することもできるでしょう。
■次にプロモーションメール
これには、新製品のリリース、定期的なメールマガジン、流行の商品の紹介、季節限定商品のアピール、サイトコンテンツの更新などがあります。これらのメールは、顧客と共有する価値のある何かがあるときに送信するメッセージです。そのため、メール送信によって得られる根本的な目標を検討しておくべきです。多くの人はオンラインショップであっても人間的なつながりを求めます。取扱商品に関連する個人的(に見える)ニュースがあったら、それをトピックとして使用すると興味をそそりやすくなるでしょう。
■そしてライフサイクルメール
これは多くの人に送るものではなく、アクションを起こした人の行動に基づいて関連するメッセージを送るものです。個人をターゲットにして発信するのでメッセージに強さがあります。購入履歴を辿って次なる商品を紹介していく、ということもできますが、ショップを立ち上げたばかりでもできることも多くあります。カートに商品をいれたまま放置している潜在顧客への通知。購入した商品の付属品を数日後にアピールするメール。顧客ごとにリピート購入の期間をチェックし、平均リピート日数の期間を外れたらメールを送るなどがあります。
どのメールも、顧客の関心を引くのに重要な施策です。大きなショップはもちろん、小さなショップでも着手できるので、効果を見込んで取り組んでみてはいかがでしょうか。