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配送料金を見つめなおす

2021年9月22日

購入された商品ごとに、購入した顧客ごとに、適切な配送料金を請求する-というのは、現実的ではありません。

 

だいたいの顧客が望むのは、丁寧で速くて安い配送でしょう。みんな大好き「送料無料」という魔法のワードもあります。

しかしこのニーズに応えていると、売上があったとしても費用が圧迫して、利益が出ない可能性があります。すべてはバランス。いくつかの要素をふまえて、適切な配送料金を設定しなければなりません。

 

送料の計算方法は、「この商品はどこにどうやって行くのか」を考えます。 当たり前のことですね?でもこれは、きちんと考えるとかなり複雑なのです。まず「あなたから顧客までの距離」、お届け先です。

 

遠くまで移動しなければならないほど、一般的に送料が高くなります。離島の設定もしてください、東京都でも新島だったら金額は大幅に変わります。次に「かかる時間」。翌日配送が可能なもの、時間はかかるけれど安価になるもの、時間指定ができるもの、とそれぞれで運送会社の提示料金がかわることが多いです。

 

「商品のサイズ」も無視してはいけません。ガラスの花瓶はプラスチックボックスのようには出荷できません。時計とギターは同じサイズでは送れません。梱包方法も大きさも変わってきますので、商品の小さな違いでも問題になることがあります。「複数注文の対応」も必要です。同梱できる商品なら対応しやすいですが、生鮮食品や冷凍品がある場合は別発送になるケースもあるでしょう。

 

「禁止品」についても知っておきましょう。例えば、香水やマニキュアなどアルコール分が24%以上のもの、ネオジム磁石など磁力の強いもの、ボールペンなどは、ゆうパックの航空便が使えません。食べ物を海外発送するときは、各国で検疫対象が違うので十分に注意が必要です。

 

運送会社によって、配送料金は変わります。自社が月にどれくらい発送するか、出荷量によって割引があることもあります。運送会社に見積もりをとり、顧客に提供したいサービスと合わせて、配送料金を検討してください。

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