完全な収束はまだ見えないとはいえ、コロナ禍もある程度落ち着きをみせ、ポストコロナ・ウィズコロナと言われる時代がやってきました。
各地でいろんなことが緩和され、渡航制限もほぼ無くなっています。
物流においても工場操業が再開され、ECサイト利用のニーズの高まりに応えるために全速力で稼働する中、サプライチェーン管理者は生産および流通活動の強化に追いつくべく、戦略的計画を立てなければなりません。
新時代が中小企業にどのような影響を与えるのでしょうか。
各箇所がコロナ禍以前のような足場を整えようとフル稼働しているため、機器の供給、予約枠、コンテナスペースの確保、さらには倉庫スペースの不足が発生する可能性が高くなります。
そしてこの影響は、クリスマスや夏冬ギフトなどの各イベント期に大きく作用する可能性もあります。
自社の商品が確実に提供されるように、また予約のキャンセルなどがでないように、注文に対応できるようにしなければなりません。
コンテナの滞りは解消されつつありますが、代わりにヨーロッパのエネルギー価格の上昇により、配送費用は上がったままです。
その代わり欧州の生産コスト増削減のため、アジア圏で低コストの生産需要が高まることが考えられます。
そこにECサイトからの購入の便利さ、配送の速さなどが加わり、効率的なサービス提供ができることで顧客の良い評判を得るチャンスに繋げることができます。
様々なリスクを伴うコロナ禍以降の状況を乗り越えるには、サプライチェーンの機敏性と柔軟性を高め、維持していくことが重要です。
さまざまな輸送サービスを提供できる物流パートナーは非常に強い味方になるでしょう。