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これからは物流倉庫も環境に優しい場所に変えていく

2023年7月1日

ここ数年、各方面で環境に対する配慮が高まってきており、それは物流業界も例外ではありません。
世界的パンデミックも相まって物流需要は高まっており、倉庫数は増加しています。
生産性と利益を犠牲にすることなく、天然資源と環境を保護するために、倉庫という施設をより環境にやさしいものにする方法を考えてみましょう。

1.高効率照明へのアップグレード
倉庫の照明にまだ蛍光灯やHIDランプを使っているのなら、それを変更することは環境に優しくするための最も簡単な方法の1つです。
LED(発光ダイオード)は技術的進歩により、高天井のものを含むあらゆるタイプの照明に対応しています。
LEDは最初は高価ですが、寿命が長く、効率が高く(使用電力が少ない)、熱放出が少なく、反応時間が短いなど、環境配慮だけでなく経費も含めて非常に多くの利点があります。

2.ファンの見直し
大きな建物の暖房、換気、および空調システムは、電気をたくさん使い、電気代が高くなりがちです。
小型の高速ファンを使用しているのなら、大型シーリングファンの取り付けを検討してみてください。
上部から上下に溜まった空気を攪拌して建物内の温度を一定にさせることで、冷暖房にかかるエネルギーを少なくすることができます。

3.建物の外側を使って熱コントロールをする
明るい色の反射材を設置したり、屋根を白く塗ったりして日射を反射させることで建物にこもる熱を減らすことができます。
屋上を緑化させるのも良いでしょう。立地が許すのであれば、ソーラーパネルの設置もひとつです。
初期投資はかかりますが、電力コストは低くなるので長期的には投資の見返りが期待できます。

建築物の環境性能を評価するのに「グリーンビルディング認証」があります。
国際的な認証制度として「LEED認証」の普及が進んでいますが、大きな倉庫を運営しているのであればこういった認証を取得できると対外的なアピールにもなるでしょう。

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