あなたの会社で雇用しているスタッフは、どの程度の仕事をしているでしょうか。
残念なことですが、働き手の多くは自分の力の50％またはそれ以下の仕事をしています。
それは会社の運営と利益に直接的な影響を及ぼします。
生産性や改革を高めていくには、スタッフとの親和性を高めることは重要です。

 スタッフには組織との関り・繋がりが強いと感じさせることが必要です。
上役やリーダーは問題を細かく拾い、各個人の個性を知りましょう。
業務で何が起こっているかを理解し、スタッフがどんな方向に進んでいるかを確認して、それぞれを評価します。
スタッフにリーダーの存在を好意的に認めさせるため、現場を歩き回って適切な指導をしましょう。
良い関係が築けると、目標に向かって足並みをそろえていきやすくなります。

 また定期的なトレーニングは、スタッフのスキルを保ち、組織形態の構築を強めることができます。
このとき、部署ごとに行うのではなく、全体で行うことが重要です。さまざまな部門や職務のスタッフがお互いを知り、組織全体を理解することができる時間になります。
さらに、スタッフは自分の分野の専門家として業務改善のための提案をすることができ、組織に関わっているという感覚が得られてやる気も上がります。
提案が採用されればさらにやる気は上がるでしょう。
上手にはしごをのぼらせ、それぞれが自分事として仕事に携わるようになると、小さなリーダーが増えて生産性もあがります。

 会社を運営していくにあたり、人的コストは少ないものではありません。
かかるコストをよりよく使い、競争が激しい世界を勝ち残っていきましょう。