ある調査によると、ショッピングカートに入れてからキャンセルするときの理由のおよそ半分は、送料の高さであることが原因とされています。

しかし一方で、取扱商品の質や安さに関わらず、いかに早く届けられるかということが顧客満足の指標にもなりますので、顧客にとって手頃な価格で配送が完了するよう、業者を選ばなければなりません。

ひとつのストアでも２～３社の配送方法を選べるようになっていることが多いですが、これは顧客が自分にとって最も都合がよく手頃な価格を選択できるという利点として役立ちます。

さて、選定条件としていくつかチェックすべきポイントがあります。
まず送りたいエリアすべてに対応しているかどうかです。
国内でのみ商品を配送する場合、離島にまで配送できるかどうかを確認する必要があります。

海外発送もある場合は、国際輸送が可能な業者を選ぶのが最優先事項です。
商品によっては、船便・航空便の輸送航路についても考えなければいけません。
輸送コストも変わってくるのでよく検討しましょう。
次に価格ですが、送料が高いと、顧客が購入を取り消す可能性があるため、業者選定において非常に重要な部分になります。

安さで選ぶと、配送遅延や商品紛失・破損のリスクが出てきます。
また季節性の商品や定期便がある場合など、大量出荷があるときは、割引がないかなど確認しておきましょう。

手頃な価格の配送とは別に、小売業者は配送業者がどれほど信頼できるかを検討する必要があります。
きちんとした会社ですと、保険などの一定の保証があります。
配送途中の商品の破損などにもどのように対応するかどうかは、チェックしておかなければならないことです。

あなたのサイトで購入した顧客に商品を届ける人が誰であっても、顧客が受け取るイメージはあなたに繋がります。
配送会社がなにか失敗した場合も、購入元に良くない印象を持つ顧客は多くいます。
どの業者が良いパートナーになるか、慎重に検討しましょう。