コロナ禍に急速に発展したネットショッピングは、流行り病が落ち着いたあとも利用者が減ることなく、むしろ伸び続けています。
それとともにエコロジーに対する関心もずっと高まり続けており、ショップがいかにエコに取り組んでいるか、を重要視する消費者も少なくありません。
“レジ袋問題”のころから身近に感じるようになった「生分解性プラスック」は、微生物の働きによって自然に土に戻すことができるというエコロジカルなものでこれを使った包装資材も多数出回っており、環境問題を気にする人ほど有料ラッピングのであっても優先的に選んでいると思われます。
しかし生分解性プラスチックは基本的に埋め立て廃棄をするものなので、家庭用コンポストがある家でなら処理できますが、そうでなければ埋め立て処理をしてくれるゴミ回収業者に頼まなければなりません。
通常のごみ回収ではたいてい焼却処理になるので、特性はなにも活かされず、むしろ資材の製作と償却で余計なエネルギーとコストをかけることになってしまいます。
誰でも難しいことなくエコに寄与できるものを選ぶとなると、例えばリサイクル資材は妥当でしょう。
回収された産業廃棄物や家庭ごみがリサイクル・加工されて新しい包装材料となる─ペットボトルからラベルシールやプラスチックトレイが作られる─のは、改めて余計な素材を必要としないリサイクル製品です。
環境にやさしい資材はまだ発展途中ですが、これから研究が進んでいろいろなものが出てくるでしょう。
環境にやさしく、商売のメリットにもなるエコ資材には引き続き注目していかなければなりません。
現実的で着手しやすいサステナブルな包装資材にはなにがあるか
2024年11月6日