実店舗を持っていても、ECサイトのみでも、物を売る商売をしていく上で非常に重要となるもののひとつが、在庫の管理です。
売上を上げていくには商品の品揃えと在庫が必要ですが、そのバランスを見誤ると大きなリスクとなります。
例えば食料品を扱う場合、賞味期限・消費期限がありますので販売予測をしっかり立てて仕入れを行わなければ、大失敗を引き起こす可能性が高くなります。
保存の利く商品であればある程度の幅を持って戦略が立てられますが、生鮮食料品などはいかに早くきっちりさばくかが勝負です。衣料品や雑貨、電子機器なども、季節要因や流行などで売れ方が変わってきます。デッドストックは少なくしておかなければ、余計な税金もかかってきます。かといって過剰在庫をセールなどで売り切ろうとすると、利益の幅が狭まるので薄利多売に頼るのは危険です。
「いつ、どこから、どこに、どれだけ」商品が動いたかをきちんと管理して予測を立てていくのが売上を伸ばすのに重要なことですが、これらをアナログ管理しているとヒューマンエラーもおきやすく、販売機会の損失など事業成功の足を引っ張ることになります。
これには、ショップの規模に合わせた在庫管理システムを導入するのが良いでしょう。複数店舗がある場合には、各店舗の在庫をすぐにチェックできるようにして、在庫の移動をスムーズに行うことで効率的な販売が可能となります。
また、入出庫管理まで行ってくれる代行業者もありますので、そういったサービスを利用するのもひとつです。作業レベルの商品の動きは業者に任せ、取り扱い商品の質を見直したり、開発に力を注いだり、ひとつ上の業務に手をかける時間を増やすことができます。